トランススケール量子科学国際連携研究機構

QMQI 2024 シンポジウム「From Quantum Materials to Quantum Information: Symposium on Trans-Scale Quantum Science and Quantum Materials Synthesis」を開催いたしました。

シンポジウム

トランススケール量子科学国際連携研究機構(TSQS)、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、ゴードン・ベティ・ムーア財団の共催で、量子物質と量子情報の研究分野の融合を目指した国際シンポジウムをOISTシーサイドハウスとOISTメインキャンパスにおいて開催いたしました。国内外からの研究者が一堂に会し、近年急速に発展する本分野における最先端の研究報告と活発な議論が行われました。

シンポジウムの前半2日間は量子物質の分野に焦点を当て、その多彩な構造、電子・磁気構造が生み出す顕著な特性・機能性についての最新の研究成果が報告されました。3日目は本シンポジウムのテーマである量子物質と量子情報の橋渡しとして、量子多体系の物理の視点から2つの研究分野の関係性への理解を深めました。後半2日間は量子情報を掘り下げ、その基礎と実用性についての議論がなされました。各日程は若手研究者によるポスターセッションで締めくくられましたが、十分なポスタープレビューの時間も設けられ大変な賑わいを見せました。

本シンポジウムは量子物質と量子情報の分野間の融合を促進し、より深い理解を得る大変貴重な機会となりました。本イベントの詳細についてはこちらのページもご覧下さい。 https://groups.oist.jp/tsqs_qms